妊活で気をつけておきたい、食中毒対策

妊活や不妊治療中はまず、生活リズムを整えることがとても大切です。

生活リズムを整えるというのは簡単に言うと、規則正しい生活をすること。

例えば、
妊活に必要な栄養バランスのとれた食事に、適度な運動を取り入れ、良質な睡眠をとることなどです。

人の体は食べたものを消化、分解して、作られているので、中でも食事はとても大事。

季節によっても必要な栄養素が違うので、旬の素材を積極的に取り入れて、しっかり栄養をとりたいものですね。

では、どんな食事をするか？ということも大事なポイントですが、この春〜夏、梅雨時期などは、「食中毒」についても気をつけておきたいところ。

特にこの梅雨のジメジメした時期〜暑い夏にかけては菌の増殖は起こりやすく、活動が活発になります。

データとして1年通して見ても、6月〜9月は食中毒が一番多い時期と言われています。

主に食中毒の原因となるのは細菌とウイルスですが、どちらも目に見えないほどの小さなものなので、気づいたり、取り除く事は困難なので、きちんと対策をしておくことが重要です。

細菌は温度や湿度など条件が揃っていくと、食品の中で増殖し、ウイルスは食品を通じて体内に入り、人の腸管内で増殖します。

暑さで体が弱っていると抵抗力が落ちるので、普段なら大丈夫なちょっとした菌でも食中毒につながることにもなりかねません。

症状は人によってさまざまで、必ずしも重篤化するというわけではありませんが、軽い症状でも体の抵抗力が落ちます。

食中毒によって抵抗力や免疫力が落ちると、妊活や不妊治療にも影響を及ぼしてきます。

食中毒は外食だけでなく、家庭内でも十分に発生する可能性があるので、食中毒を起こさないように気を付けたい所です。

食中毒を予防する上での3大原則は次の通りです。

①細菌を付着させない

②細菌を増殖させない

③細菌を殺菌する

まず細菌を付着させないためには、手洗いや箸やお皿などをしっかり洗う事を徹底すること。

手にはさまざまな雑菌が付いています。

特に食事前や調理前、トイレの後は石鹸で指の間や爪の中までキレイに洗いましょう。

基本的なことですが、とても大事なことです。

細菌を増やさないためには食品を低温で保存するようにしましょう。

細菌は高温多湿で増殖する性質があり、10℃以下で保存すると増殖しにくくなり、－15℃で増殖が止まると言われています。

常温で置いておくと菌の発生リスクが上がります。

買い物の際は要冷品などの肉や魚、生鮮食品は最後にかごに入れるなどの工夫をし、保冷剤や保冷バッグに入れて持ち帰るとより安全ですね。

買い物後は寄り道せず、真っ直ぐ帰宅し、持ち帰った食品はすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。

外出する際にお弁当などを持ち歩く際にも、保冷剤などをお弁当箱の上下などに付けておくのも一つの菌を増やさない方法になります。

また、細菌やウイルスは熱に弱いです。
肉や魚などは十分に加熱して食べること。

素材の中心部を75℃で1分以上加熱するのが
ポイントです。

更に出来上がった料理を長時間放置しないことも大切です。
なるべく食べる直前に調理し、出来上がったら、すぐに召し上がって下さい。

食品の他にも食器や調理器具も清潔な状態にしておくこと。

使った食器は放置せず、食後にサッと洗うのを習慣化しましょう。

まな板や包丁などの調理器具も使った直後に
洗剤を付けてよく洗うことが大切です。

仕上げに熱湯をかけると殺菌効果がありますよ。

まな板や包丁に残った細菌が増殖して、食材を切った際に付着してしまう事も少なくありません。

布巾やタオルなどは熱湯で煮沸した後に、しっかりと乾燥させると菌の増殖を抑える事が出来ます。

一年の中でも食中毒が多いこの時期、対策もしっかりしておきたいですね。
是非、一つの参考にしてみて下さいね。

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